FXの通貨の特徴は最低限知るべし
リーマンショック、本当に世界を震撼させましたね。そこで、こんな失敗談を紹介しましょう。私の知り合いから聞いた話なのですが、その人はポジションを3つ建てており、どのポジションにも日本円が通貨ペアとして取引されていました。具体的には「円/米ドル」、「円/ユーロ」、「円/ポンド」だったのですが、そこにリーマンショックが襲いかかったのです。この時、損失が拡大する前にすべてのポジションを決済しておく方法もあったのですが、なぜかこの人は「円/ポンド」のポジションだけを残したのです。あとから話を聞くと、「全部のポジションを決済するのは気が引けたんです。だから、リーマンの震源地である米ドルは切ったのですが、イギリスは経済基盤がしっかりしているから一時的に下がってもすぐに持ち直すと考えたのです。」ですって。この人が犯したミスは2点あります。第1に、対円での下落が予想される通貨に関して「円買い」にポジションを逆建していなかったこと。第2に、ポンドを残してしまったこと。イギリスは、たしかに欧州連合の中でも経済の中心的な存在ですが、統一通貨であるユーロは採用していません。したがって、ほかの欧州連合の国々との連係プレーがうまくいかず、米ドルに対する下落率もユーロより大きかったのです。当然、この人は同情してしまうほどの損失を背負ってしまいました。
基本的なテクニックと通貨の特徴を知っているのであれば、上記のようなことは絶対にしないでしょう。しかし、この人は通貨の基本的な特徴さえ知らなかったあまり、このような無茶な決断をしてしまったのです。FX取引を始める前には勉強が大切なのですが、取引のテクニックだけでなく、ぜひ各通貨の特徴にも目を向けて勉強しておきたいところですね。
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